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翻訳屋の本棚から

フリーランス翻訳者の読書日記その他

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2025.05.10 (Sat) Category : 

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とりあえずはお気楽に

2010.02.15 (Mon) Category : 読んだもの

志の輔・宗久 風流らくご問答 (文春文庫)
4167753243

「落語とは、人間の『業』の肯定である」と言ったのは、立川談志師匠だったかそうでなかったか……。
確かに落語では人間の弱い部分を否定せず、「そういう部分は誰にでもあるよなぁ」と思わせる噺が多い。
そういうところはきわめて仏教的、と言えるかも。

本書の中では、落語のルーツのひとつとして、僧侶による法話があるのでは、ってなことも語られている。

とは言え、ネタが落語なので、肩肘張らずにまずは気楽に「落語には、こういう面もあるんだ」ってな感じで読むとよろしいのでは。
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予習が必要な「入門書」

2010.02.08 (Mon) Category : 読んだもの

〈満洲〉の歴史 (講談社現代新書)
4062879662

年末年始に読もうと思ってた1冊。

清朝の時代あたりから「満洲」の歴史を説き起こすとともに、日本にとっての「満洲国」の意味をその歴史的変遷も含めてさまざまな角度から分析する良書。

ただ、新書版なので仕方ないんだけど、全体の情報量に限りがあるので歴史的背景についてある程度の知識がないと理解しにくいかも。
「満洲国」について知るための良い「入門書」ではあるんだけど、基礎的な知識について予習してから読んだ方がいい一冊ですな。

素通りする人も多いだろうが

2010.01.31 (Sun) Category : 読んだもの

老師と少年 (新潮文庫)
4101304815
一応、読了。
「一応」としたのは、おそらく何度も読み返したくなるであろう一冊だから。

作者自身がこの本について「『お経みたいなものが書けないかな』と思って書き始めた」と述べているんだけど、確かに経典のように「読み手がどう解釈するのか」が問われる作品。

ものすごく深遠な世界のほんの入口を垣間見たような読後感。
その入口の前を素通りしてしまう人も多いんだろうけどね。

追悼: J. D. サリンジャー

2010.01.29 (Fri) Category : 読んだもの

今朝、ブラウザを立ち上げたらホームページにしているGoogleニュースにこんなニュースが。
J・D・サリンジャー氏死去 米作家

思えば「翻訳」というものを初めて意識したのは、大学生の時にこの1冊を読んだときだった。

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)
野崎 孝
4560070512

すぐに原書(表紙が臙脂色のバンタムブックス版)を紀伊国屋だったか丸善だったかで買ったなぁ……。

久しぶりに読み返してみようかな。

外出が増えるかも?

2010.01.23 (Sat) Category : 買ったもの

ここ最近いろいろと外出が必要な所用が増えてきたため、出先でのネット接続環境を強化したくなってきた。
さらに昨年、iPod touchをPDAとして使っているんだけど、GoogleカレンダーやToodledoをガンガン使うようになってきて、出先でデータの同期をとりたいケースが増えてきた。

そんなこんなで考えた末にイーモバイルのPocket WiFiを購入。

今使っている携帯本体の割賦支払いが終わるところだし、いろいろと使わないサービスを整理するとちょうどイーモバの月額利用料くらいは浮くことになるので。

使ってみると、なかなかよろしい。

下り7.2Mbpsなので、数字上は公衆無線LAN接続よりは遅いんだけど、体感的には遜色ない感じ。
むしろ場所によってはPocket WiFiの方が安定して接続できる分だけ快適かも。
PCに直接つないで使う場合にはなおさらそう感じる。

ネット接続環境がネックになって「出先で仕事をする」ということから結構遠ざかってたんだけど、これからは気分転換もかねて外に出ることが増えるかも。

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